本記事は、わたしが自作したMT5のインジケーターとChatGPTを組み合わせた独自のテクニカル+ファンダメンタル分析の結果となります。内容はデイトレ・スイング目線の分析となります。

📢 注意喚起
本ページに掲載している内容は、公開時点のマーケットデータおよび公的発表情報、一般的な分析手法を基にまとめたものであり、特定の銘柄・通貨の売買を推奨するものではありません。
暗号資産(仮想通貨)や外国為替取引は価格変動が非常に大きく、元本割れや想定を超える損失が生じる可能性があります。取引を行う際は、ご自身の判断と責任に基づき、最新の経済指標や政策発表、相場環境をご確認のうえ、十分なリスク管理を行ってください。
特に重要経済イベント(例:米CPI、FOMC、各国中銀の政策決定など)の前後は、市場が急激に変動する可能性が高いため、新規ポジションの建てやレバレッジ取引には十分ご注意ください。
要約(短期/中期方向+確信度)
- 現在値(代表足:H1・2025-11-07 06:00)
BTCUSD ≒ 101,880.55 - トレンド
- MN1:依然として長期は上昇トレンド
- W1/D1:方向感が鈍りつつある高値圏レンジ
- H4/H1:明確な下降トレンド(MA50<MA200、価格は主要MAより下)
- 代表インジケータ(H1)
- RSI(14):47.1(ニュートラル寄り弱気)
- MACD:-342(シグナル -476、弱気だが減速気味)
- ADX:28.7(“そこそこ”トレンド強度)
- ATR(H1):約892
ATR_eff = max(ATR_H1, ATR_H4) = 約1,611(ボラは依然高い) - CMF(20):-0.057(やや売り優勢)
- VWAP(全H1):約110,925 → 現在値はかなりVWAPを下回る
- パターン(チャート画像からのざっくり読解)
- 黄色の下降チャネルの中を素直に滑り落ちる形
- 現在はチャネル中腹〜やや下側での小さな戻り売りポイント
- pattern_score = -0.08(-0.10〜+0.10 の範囲で弱めの下落バイアス)
- CI構成要素(0〜1スケールの主観スコア)
- TC(テクニカル):0.49 / 下落方向
- FC(ファンダ):0.57 / 中期はやや強気、短期フローは弱い
- CB_N(中央銀行・金利):0.60 / 緩和方向でリスク資産には追い風
- SF_N(リスク・システミック):0.45 / ETFアウトフローでやや悪化
- CBA_N(クロスアセット+行動):0.54 / 高値圏の熱狂から“冷めかけ”状態
- 不確実性ウェイト:uncertainty_weight = 0.88
- BTC専用CI式
[
CI = ((TC^{1.19}*0.40)+(FC^{0.70}0.15)+(CB_N0.10)+(SF_N^{1.10}*0.25)
- (CBA_N*0.10))100(uncertainty_weight^{1.05})
]
→ CI ≒ 42.7 / 100
⇒ 「優位性は下方向にあるが、ノリノリで突っ込むほどの確信はない」くらいの温度感です。
ファンダメンタル分析
マクロ環境・金融政策(Fed・金利)
- 2025年秋にかけて、Fedは政策金利を3.75〜4.0%レンジまで利下げしており、
12月にも追加利下げが行われるとの予測が有力。(The Week)
→ 歴史的には、金利ピークアウト〜利下げ局面はBTCを含むリスク資産にはプラスに働きやすい。 - ただし、経済成長は2025〜26年に鈍化予測で、「景気減速 vs 金融緩和」の綱引き。(フィナンシャル・タイムズ)
評価(CB_N ≒ 0.60):
金利サイクルとしてはBTCに追い風だが、景気減速リスクも同時に増しており、
「超強気」ではなく「そこそこプラス」レベル。
ETFフロー・需給
- 2025年はスポットBTC ETFに累計数百億ドル規模の資金流入があり、
10月初旬にはグローバル暗号資産ETFが1週間で約59.5億ドル流入という過去最高ペース。(Reuters) - しかし直近数営業日ではトーンが激変。
- 過去1週間で約26億ドル規模のETF資金流出。(CoinLaw)
- 直近も137Mドル規模のネットアウトフローが続き、超大型のIBIT(BlackRock)が売りを主導。
- 価格面も、10月初めのATH:125k付近から調整し、
現在は 100k〜103k のサポート帯をテストするフェーズ。(Investing.com)
評価(FCの一部:ETFフロー ≒ 0.40):
構造的にはETF導入後のマネーは依然として巨大で強気だが、
短期フローはガチで逆風。
「長期↑、短期↓」という需給の食い違いが、ボラを増幅している状態。
規制・制度面(Crypto Policy)
- 2025年、米国はトランプ政権のもとでクリプトフレンドリーな規制環境へシフトし、
大統領自身の積極的な支持もあって、機関投資家の参入は大きく進展。(Reuters) - 一方で、ホワイトハウスの“クリプト推し”に対し、
利害相反や倫理面を懸念する「Stop TRUMP in Crypto Act」案なども提出され、
規制明確化と政治リスクが同時進行中。(ファイナンシャルコンテンツ)
評価(FCの一部:規制環境 ≒ 0.70):
「長期の制度リスクはむしろ低下、ただし政治ショック見出しは時々飛んでくる」状態。
短期トレード目線ではボラ要因、中長期ではプラスに寄与。
マクロ・クロスアセットセンチメント
- 2025年の暗号資産ETFブームは、
「ドル減価懸念+地政学+株式バリュエーションの重さ」という背景で起きており、
BTCは金と同じく“準安全資産”としても物色されている。(Reuters) - ただ、直近の急激なETF流出や「Red October」後の調整局面で、
市場センチメントは**一旦冷却(euphoria → caution)**にシフト。(Investing.com)
評価(SF_N ≒ 0.45, CBA_N ≒ 0.54):
リスクオフというほどではないが、
「高値掴みで痛い目を見た投資家がいったん様子見」という空気感。
総括(Fundamentals)
- 中長期:
- 金利サイクル、規制、機関マネーの流入など構造要因は依然として強気。
- 短期:
- ETFの大規模アウトフローとRed October後のポジション調整で、
ここ数週間はむしろ下押し圧力が優勢。
- ETFの大規模アウトフローとRed October後のポジション調整で、
- よってFCは
- 中期バイアス:やや強気
- 短期バイアス:弱気(調整局面)
のミックス → スコア FC ≒ 0.57 と評価。
テクニカル分析(H1代表バー+上位足)
マルチタイムフレーム構造
- MN1:価格 > MA50 > MA200 → 長期はまだ上昇トレンド
- W1 / D1:価格とMAが絡み合う「高値圏レンジ」
- H4 / H1:Close < MA50 < MA200、さらにMA50・MA200とも明確な下向き
→ 短期〜4時間足までは下降トレンドが優勢
これを「上位足整合度」として数値化 → 0.60
代表足(H1)のインジケータ
代表バー:2025-11-07 06:00 (H1)
- 価格と移動平均
- Close:101,880.55
- MA8:101,562.52(ごく短期は微妙にサポート)
- MA20:101,912.41(価格≒MA20で小さな揉み)
- MA50:102,598.81
- MA100:103,916.22
- MA200:106,871.01
→ 全ての主要MAが価格の上に“重石”として乗っかっている形
- トレンド強度系
- ADX:28.7(トレンドはそこそこ強い)
- +DI:18.95, −DI:11.13 → ADX的にはやや買い優勢に見えるが、
実際には「下落後の自律反発+DIのラグ」という解釈が妥当。
- モメンタム系
- RSI(14):47.1 → ニュートラルやや下
- MACD:-342(シグナル -476)、ヒストグラムはマイナスから縮小中
→ 下落圧のピークを過ぎた“戻りの入り口”感 - SQZMOM:-479(負圧だが絶対値縮小中)
→ 売りトレンドの勢いは弱まりつつある。
- ボラティリティ
- ATR(H1):約892(約0.9%/h)
- ATR(H4):約1,611
- ATR_eff = max(H1, H4) = 約1,611(≒1.6%/h)
→ スキャル〜デイトレレベルでは「ボラ高めのトレンド相場」。
- 出来高・フロー
- OBV(直近50本比):約-8,600 → じわっと売り圧優勢
- CMF(20):-0.057 → 買いよりも売りに支えられた流れ
ドンチャン・チャネル(5 / 20)
- DonchianHigh_5:102,321.8
- DonchianLow_5:100,732.8
- DonchianHigh_20:103,628.1
- DonchianLow_20:100,278.2
→ 現在値101,880.55は
- 直近5本のレンジ中央〜やや上
- 直近20本の下半分
=「短期レンジ上限〜中腹での戻り売り候補」
チャート形状・pattern_score
画像ベースでざっくり読むと:
- 上部から黄色の下降チャネルが支配。
- 中に細かい戻り高値を作りながら階段状の下落。
- 直近はチャネル下限タッチ後の小反発で、
依然として上位MA群とチャネル上限に抑えられている。
この形状を pattern_score として
pattern_score = -0.08(弱めの下降優位) と設定。
TC(テクニカル信号スコア)
内部構成(0〜1):
- 上位足整合:0.60
- クロス強度(MAの並び&傾き):0.80
- オシレーター整合(RSI・MACD・SQZMOM):0.65
- ボラ順応(ATR_eff, ドンチャン位置):0.55
- トレンド変化リスク(TCBS)≒0.15(下落トレンドが一段落しつつある局面)
式:
[
TC = \frac{(0.60+0.80+0.65+0.55)}{4}*(1-0.15)*0.88 ≒ 0.49
]
→ テクニカル的には「下方向優位だが、既にかなり売られていて反発も織り込みたくなる」レベル。
総括(Technicals)
- 長期:まだ強気トレンドの中の調整フェーズ。
- 短期(H4/H1)は
- MA群が上から覆いかぶさる明確な下降トレンド
- ただし、モメンタムはやや減速 → 「戻り売り有利だけど、追っかけショートは危険」
- 価格はVWAPよりかなり下、ドンチャン下側に近く、
“ショートカバー+押し目買い vs 続落狙いの売り” がぶつかるゾーン。
→ テクニカル総合判断:
「短期:戻り売り優位、中期:調整後の再上昇も視野」
(参考インジの定義については、
Bloomberg Technical Analysis Handbook や
Fidelity: Understanding Indicators in Technical Analysis などの標準的な説明に準拠。)
トレードプラン(Entry/TP/SL/LCZ)
※以下はレバレッジを抑えた前提のサンプル戦略です。
※実際の発注前に、あなた自身の資金量・許容損失・取引所仕様を必ず再確認してください。
戦略A:下降トレンドでの「戻り売り」シナリオ(メイン)
- 想定方向:ショート
- 時間軸:H1〜H4(数時間〜数日)
1. エントリー
- 条件付きエントリー:
- 価格が再度 102,300.0000 付近まで戻した場合にショート参戦
(DonchianHigh_5(102,321.8)直下、MA20・MA50の中間あたり)
- 価格が再度 102,300.0000 付近まで戻した場合にショート参戦
2. 利確ターゲット
- TP1(安全側):
- 100,800.0000
- 直近のレンジ下限(DonchianLow_5〜Low_20)手前での手仕舞い。
- TP2(欲張り側):
- 99,000.0000
- ETFフローやニュースが再度リスクオフに傾けば、
「Red Octoberの延長線上の下値試し」としてこのあたりも十分射程圏。
3. 損切り(SL)
- 104,000.0000
- エントリーから約+1,700ドル(≒ 1.7%)上。
- MA100(103,916)や下降チャネル上限を明確ブレイクしたら一旦諦めるライン。
4. LCZ(Loss Cut Zone)
- 103,800.0000〜104,200.0000 を「強制撤退ゾーン」とみなす。
- このゾーンに乗せられた場合は、トレンド転換 or ショートカバーの波に巻かれている可能性大。
5. R:R(リスクリワードの目安)
- R:R(Entry→TP1):約 0.88 : 1
- R:R(Entry→TP2):約 1.94 : 1
→ 実務的には
- ポジションの半分をTP1で利確してリスク回収
- 残り半分をTP2までランさせる(もしくはステップトレイル)
といった分割手仕舞いが妥当。
戦略B:売りシナリオ否定時の「押し目買い」バックアップ
- 条件:104k上での定着+日足クローズベースでの安値切り上げが見えた場合。
- そのときは、
- 新たなサポート候補:103,000〜104,000ゾーン
- 目標:再び110k〜115kへのリターン
- ただし現時点(CI≒43)では、
ロングを“先回りして握る”ほどの確信はないため、
ここでは「シナリオメモ」に留める。
リスク・不確実性
ボラからみた1日先リターン分布のざっくり近似
- 日足ATR ≒ 3,714ドル(約3.65%)
- BNN(Bayesian Neural Network)を使った価格予測研究では、
不確実性込みの分布として平均±σのレンジをそのまま実務上の信頼区間に使うのが現実的、という結果が多い。
そこで、単純化した1日先期待分布(作業仮説):
- 期待リターンμ:-1.0%(短期はまだやや下方向)
- 標準偏差σ:3.5%
⇒
- 68%信頼区間(約1σ):[-4.5%, +2.5%]
- 95%信頼区間(約2σ):[-8.0%, +6.0%]
=
明確な下落バイアスはあるものの、「普通に+数%のリバウンドもあり得る」レベルの不確実性。
レバをかけると一晩でどちら側にも吹っ飛び得る幅です。
モデル不確実性
- テクニカルTCは0.49と「そこそこ」だが、
パターンもオシレータも「トレンド終盤〜反発入り口」に近い形で、
少しのニュースで上下どちらにもスイングしやすい状態。 - ファンダメンタルFCも、
- 金利:追い風
- ETFフロー:向かい風
が拮抗しており、将来のフロー次第で簡単にサインが反転し得る。
→ ベイズ的に言うと、
事前分布(長期強気)と新しいデータ(短期アウトフロー)がガチ喧嘩中という状況。
実務的なリスク管理ヒント
- 1トレードあたりの許容損失を口座残高の1〜2%以内に制限。
- 逆行時にナンピンよりも、一度損切りして情報をアップデートした方が期待値が高くなりやすい。
- 夜間や重要指標(FOMC・雇用統計)前後は、
ATRベースのSLが平気で飛ばされることを前提にロットを落とす。
結論
- 短期(〜数日):下降トレンドの戻り売り優位
- 102.3k近辺への戻りがあれば、104k SL・TP 100.8k/99kのショート戦略は合理的。
- 中期(〜数週間):Red October 後の調整レンジ or 再上昇待ち
- 金利低下・規制環境・機関投資家マネーという構造要因は依然強く、
「どこかで再度ATHチャレンジ」のシナリオは生きている。
- 金利低下・規制環境・機関投資家マネーという構造要因は依然強く、
- ただし、
- ETFからの資金流出
- 高値圏での心理的疲労感
により、今は**“トレンドフォローしつつ、反転にも敏感であるべきフェーズ”**。
統合CI ≒ 42.7 は、
「ポジションを取るならサイズを抑えろ、フルベットする局面じゃないぞ」というサインだと解釈してください。

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