本記事は、わたしが自作したMT5のインジケーターとChatGPTを組み合わせた独自のテクニカル+ファンダメンタル分析の結果となります。内容はデイトレ・スイング目線の分析となります。

📢 注意喚起
本ページに掲載している内容は、公開時点のマーケットデータおよび公的発表情報、一般的な分析手法を基にまとめたものであり、特定の銘柄・通貨の売買を推奨するものではありません。
暗号資産(仮想通貨)や外国為替取引は価格変動が非常に大きく、元本割れや想定を超える損失が生じる可能性があります。取引を行う際は、ご自身の判断と責任に基づき、最新の経済指標や政策発表、相場環境をご確認のうえ、十分なリスク管理を行ってください。
特に重要経済イベント(例:米CPI、FOMC、各国中銀の政策決定など)の前後は、市場が急激に変動する可能性が高いため、新規ポジションの建てやレバレッジ取引には十分ご注意ください。
要約(短期/中期方向+確信度)
- 短期(H1〜H4)
- 153.3〜154.0 のレンジ下限(H1ドンチャン5・20下限&直近安値)での押し目形成中。
- H1では 8/20/50MA のすべてを下回り、RSI≈39 とモメンタムは弱め。ただし OBV・CMF はプラスで「下げ渋りの買い圧力」も確認。
→ 方向:横ばい〜やや下(153.3 までの調整を想定)
- 中期(D1〜W1)
- D1/W1 では 20MA から 200MA まできれいな右肩上がり、RSI 60台、MACD 大きくプラスで明確な上昇トレンド。
- 日足 Donchian20 上限 154.48 近辺がレジスタンス。
→ 方向:上(155 方向の高値トライ継続シナリオ)
- 総合確信度CI(0〜100)
- TC(テクニカル)≈0.50、FC(ファンダ)≈0.60、その他要因を 0.52 前後、中立寄りとして
- 不確実性ウェイト uncertainty_weight ≈ 0.90 を適用
→ CI ≈ 49 / 100(「やや優位だが強い確信ではない」ゾーン)
ファンダメンタル分析(URL出典明示付き)
ここは「金利差+政策+介入リスク+センチメント」をざっくり分解します。
金利・政策スタンス(policy)
- Fed
- 2025/9/17 に FOMC は**4.25–4.50% → 4.00–4.25%**へ 25bp 利下げ。今後もデータ次第で追加利下げを示唆。(連邦準備制度理事会)
- その後 10月末にさらに 25bp カットし、3.75–4.00% レンジとの報道もあり、米金利はピークアウト後の緩やかな引き下げフェーズ。(Anadolu Ajansı)
- 日本(BoJ)
- 2024年にマイナス金利とYCC終了、ゼロ近傍へ。(fidelityinternational.com)
- 最新 2025/10/30 の声明では、無担保コール O/N をおおむね 0.5% に誘導と決定。一部委員は 0.75% への引き上げを主張しており「緩やかな正常化継続」が示唆される。
→ 結果として、米4%前後 − 日0.5% ≒ 金利差3.5%。
2022〜23年の 5% 差よりはかなり縮小しており、超・円安一方向相場から「まだドル高優位だが、じわじわ円に追い風」フェーズに移行中。
マクロ・需給(macro)
- マーケット解説系では、「米日金利差縮小と BoJ 正常化が進み、中期的には円高方向のブレイクリスク」との指摘。(MarketPulse)
- 一方で、財政拡張+低金利が続くことで円キャリートレード再拡大、USD/JPY 155 方向をターゲットとする強気見通しも多い。(Deriv)
今の水準(153〜154)は、
- まだキャリートレードが成立する金利差
- しかし、Fed がこの先さらに 3回程度の利下げ余地とされており、2026春には 3.25–3.50% 付近まで下がる可能性が示唆。(ファイナンシャル・タイムズ)
→ 長期的には米金利低下&日銀の緩やかな利上げで、金利差はさらに縮小しやすい構図。
「いずれ USD/JPY は上値が重くなるが、目先はまだ carry が効いている」という状況。
リスク要因・介入(risk)
- Deriv 等のレポートでは、過去の介入水準150〜152近辺で当局の警戒が強い、155 到達で介入可能性急上昇との指摘。(Deriv)
- 別レポートでは、2025年はFX介入リスクとボラティリティが USD/JPY の主要テーマであり、BoJ のレート正常化で円のセーフヘイブン性が復活しつつあると分析。(AInvest)
→ 今の153台は
- 「介入ゾーンの手前」であり
- 一発のヘッドラインで 2〜3円飛ぶリスクが常にある領域。
ニュース・センチメント(ETF flow を含む広義のフロー)
- 実証研究的には、ニュースのセンチメント単体で継続的なアルファを出すのはかなり難しいという結果が多い
- FinSentGPT など LLMベースのセンチメントモデルは、従来モデルを上回る精度だが「完全な予知能力」ではない。
- 大規模ニュースヘッドライン×FinBERT でも、ニュース感情やVIXは平均すると弱い予測力しか持たないことが報告されている。
- 一方で、最近の研究では
- 通貨ペア(日経先物やUSD/JPY)に対するニュース分散やイベントインパクトは、機械学習モデルで見ると一定の説明力を持つケースもある。
USD/JPY については、直近のニュースフロー:
- 「155テスト」「キャリートレード再燃」「介入リスク」というドル高・円安コンセンサス寄りヘッドラインが多く、
- Fed 利下げ報道が出ても「それでもドルは相対的に高金利&安全資産」というトーンが優勢。(Investing.com)
総括(Fundamentals)
- 構造的にはまだドル高・円安優位(carryは生きている)
- しかし
- 金利差はピークアウトしており
- BoJは0.5%まで金利を上げ、さらにタカ派票も出始めている
- 150〜155ゾーンでは介入リスクとセンチメント反転のポテンシャル
→ 中期(数ヶ月〜1年):上値は 155〜156 でかなり重くなりやすい。
短期(数日〜数週):まだ 153台の押し目は買われやすいが、介入見越しいきなりのドテン円高には常に警戒。
出典リンクリスト(Fundamentals)
- Fed FOMC声明(2025/9/17)
https://www.federalreserve.gov/newsevents/pressreleases/monetary20250917a.htm - BoJ 金融政策決定会合声明(2025/10/30)
https://www.boj.or.jp/en/mopo/mpmdeci/mpr_2025/k251030a.pdf - USD/JPY キャリートレード・介入リスク解説
https://deriv.ae/ar/market-news/posts/yen-carry-trade-usd-jpy-forecast-hits-155 - 介入リスクとボラティリティに関する記事
https://www.ainvest.com/news/urgency-usd-jpy-looming-risk-japanese-fx-intervention-2511/ - OECD/その他による米利下げ余地の分析
(例)https://www.ft.com/content/d264df16-58ce-43da-8fff-d70e6584b9a1
テクニカル分析(指標値・SHAPっぽい寄与・pattern_score)
マルチタイムフレーム構造
代表バー:H1(2025-11-05 02:00, Close=153.519)
- H1
- Close 153.519
- MA8=153.595, MA20=153.562, MA50=153.917
- RSI=39.5, MACD=-0.10(Signal=-0.13:デッドゾーンだが下げ止まり気味)
- ADX≈22.5 → トレンド弱め、やや方向感喪失
- H4
- Close=153.519、MA20≈153.94、MA50≈153.20、MA100≈152.29、MA200≈150.83
- 20MAの下、50MAの上 → 短期調整だが中期上昇トレンド内の押し目
- D1 / W1
- D1 MACD ≈ +1.10, RSI ≈ 61
- W1 MACD ≈ +1.38, RSI ≈ 64, ADX>35 とかなり強いトレンド。
ざっくりいうと、「週足〜日足ではガチ上昇トレンド、H4/H1ではその押し目フェーズ」。
サポレジ・ボラティリティ(Donchian+ATR)
- Donchian H1 (5/20)
- DC5: 153.688(上)– 153.494(下)
- DC20: 154.079(上)– 153.311(下)
→ 直近20時間のレンジ下限が 153.31。今の価格153.52はレンジ下半分。
- Donchian D1 (20)
- 上限 154.478
- 下限 149.373
→ 日足ベースでは高値圏寄り(上から約1円下)。
- ATR_eff
- ATR_H1 ≈ 0.14
- ATR_H4 ≈ 0.28
→ ルール通り atr_eff = max(H1,H4) ≈ 0.28円
→ 1日あたり 0.8〜1.0円動く相場環境の中で、短期の 0.3〜0.5円リスクは「普通〜やや控えめ」。
オシレーター・トレンド系(RSI, MACD, ADX)
(SHAPっぽく「どの指標がどちら向きに押しているか」を言語化してみます)
- RSI
- H1 ≈ 39 → ショートに有利だが、まだオーバーシュートではない
- D1 ≈ 61, W1 ≈ 64 → 中期はまだ買い優勢
→ 寄与イメージ:- 短期:-(売り方向)
- 中期:+(買い方向)
- MACD
- H1:負だけど Signal より上 → 「下げの勢いが鈍りつつある」
- H4/D1/W1:しっかりプラス → 強いトレンドの押し
→ 寄与:- 短期:中立〜わずかにプラス(リバウンド余地)
- 中期:しっかりプラス
- ADX
- H1/H4 ≈ 22 → トレンド弱い
- W1 ≈ 35 → 週足レベルでは強い上昇トレンド継続
→ 寄与:- タイミング的には、**「長期トレンド上・短期一服」**を示す。
出来高・フロー系(OBV, CMF, VWAP)
- OBV(H1)
- 直近50本で正の傾き(線形回帰の傾き ≈ +79)
→ 価格は調整しているが、出来高ベースでは買い優勢が続いている。
- 直近50本で正の傾き(線形回帰の傾き ≈ +79)
- CMF(20期間)
- CMF ≈ +0.07
→ 高値圏での売り崩しというより、押し目での買いを示唆。
- CMF ≈ +0.07
- VWAP(全H1累積)
- VWAP ≈ 150.79
- 現値 153.52 → かなり VWAP 上方(約+2.7円)
→ 長期保有者視点では「かなり含み益ゾーン」にあり、- ポジション調整売りが出やすい水準でもある。
Ichimoku・チャネル構造・pattern_score
- Ichimoku(H1換算)
- 転換線 ≈ 153.51
- 基準線 ≈ 153.89
- 先行スパンA ≈ 153.70
- 先行スパンB ≈ 153.89
→ 価格(153.52)は雲の下限(≈153.70)より下、転換線付近
→ 「一旦雲を割り込んだ調整」で、雲上抜け(153.7超)は短期の反発シグナル。
- チャート画像(M5ベース)のざっくり認識
- 上昇チャネル上限(黄色)からの反落
- 直近は急角度の小さな下降チャネル(白点線)内での推移
- いくつかの太い長期MA(シアン/白/赤)が下に密集 → 強い下支え帯
→ 画像情報からの補正を pattern_score ≈ +0.03 とし、
「強い長期サポート帯の中で小さな下降チャネルを作っている押し目局面」と解釈。
総括(Technicals)
- 長期:明確な上昇トレンド(W1/D1)
- 短期:153.3〜154.0 のレンジ下限での押し目、オシレーターは売り寄りだが、フロー系は買い寄り
- 重要レベル:
- サポート:H1 DC20下限 153.31、H4 MA50 ≈153.20、D1 20MA ≈152.36
- レジスタンス:H1 DC20上限 154.08、D1 高値 154.48、介入警戒ゾーン 155 近辺
→ **テクニカル単体では「153前半は押し目買い候補だが、154.5〜155 では利確・ショートも検討されやすいゾーン」**というバランス。
参考URL(Technicals)
- 一般的な各インジケータの定義・使い方(RSI, MACD, ADX, ATR, OBV など)
- チャートパターン統計(ダブルトップ・ボトム等の成功率)
トレードプラン(Entry/TP/SL/LCZ実数)
※あくまで**「こういう構造なら自分ならこう組む」というサンプルプラン**です。投資判断は完全に自己責任でどうぞ。
シナリオA:上昇トレンド押し目買い
- 想定方向:153前半から 154.5〜155 方向への戻り
- 時間軸:数時間〜数日(H1〜H4)
1. エントリー(買い)
- E1:153.30
- H1 Donchian20 下限 153.31 付近
- E2:153.05(分割エントリー)
- H4 MA50 ≈153.20 を明確に割り込んだ場合の押し増しポイント手前
(平均建値は、E1/E2を同サイズなら ≈153.18)
2. 利確(TP)
- TP1:154.10
- H1 Donchian20 上限付近+直近上値
- TP2:154.60
- D1 高値 154.48 の上に少しかぶせる
- 介入リスクを考慮し、155手前でポジションを大きく落とす前提。
リスクリワード(平均建値153.18ベース)
- TP1:+0.92円
- TP2:+1.42円
3. ロスカット(SL)
- SL:152.60
- 平均建値から ≈ -0.58円 ≒ atr_eff(0.28) の約2倍
- D1 20MA(152.36)をやや上に残す位置 → 「日足トレンド崩れ」に踏み込みすぎないところで撤退。
4. LCZ(Liquidation / Cancellation Zone)
- 日足クローズで 152.30 を明確に下回るゾーン
- D1 20MA を下抜け → 「中期トレンド転換(円高方向)シナリオ」入りの可能性が高い
- このゾーンまで到達したら
- ロング戦略は一旦白紙
- 151〜150台への調整(もしくは介入後の急反落)を前提に、戻り売り戦略へのスイッチを検討。
シナリオB:155 接近でのショートスイング(逆張り)
- こちらは「介入+レバ解消クラッシュ」を狙う上級者向けのアイデア。
- 仮に今後数日〜数週で
- 155.00 近辺まで上げて
- 1時間足で大きな上ヒゲ+RSI>70 などのオーバーシュートが出た場合
例:
- Eショート:155.00
- TP1:153.50
- TP2:152.50
- SL:156.00(介入+踏み上げ警戒で広め)
これはイベント依存度が高いので、ここでは「構造的にはあり得るけど、普段は触らない方が安全」ぐらいの扱いがよさそうです。
リスク・不確実性(Bayesian風に)
Bayesian-NN の研究では、ボラティリティが高い局面では予測レンジが広がり、確率的な不確実性も跳ね上がることが示されています。
今回ざっくり Bayesian っぽく整理すると:
- 1日先の想定レンジ(信頼区間 ~70% イメージ)
- 中心値:153.8
- 幅:±0.7円 → 153.1〜154.5
- これは atr_eff(0.28)×2.5 + 介入コメント等のニュースリスクを少し上乗せした感覚値。
- 主な不確実性要因
- ① 想定外の Fed 発言・米指標(雇用統計、CPI など)
- ② BoJ / 財務省からの口先介入〜実弾介入
- ③ グローバル・リスクオフ(株急落での急な円買い)
研究ベースでも、ニュースやセンチメントは方向より「ボラとクラッシュリスク」を説明する方が得意という結果が多く、
まさに今の USD/JPY はその典型、「トレンド追随+ときどき雷が落ちる山道」みたいな状態です。
結論
- ファンダ:
- まだ米>日で金利差は十分、キャリー継続で中期は上方向優位。
- ただし金利差縮小トレンド+BoJ 正常化+介入リスクで、155 を超えての一段のドル高はかなりギャンブル色が濃い。
- テクニカル:
- 週足・日足は強い上昇トレンド。
- H4/H1 は 153.3〜154.0 のレンジ内押し目で、153前半はロングのストーリーが作りやすいゾーン。
- ただし VWAP からの乖離が大きく、上で捕まっているロング勢の利確売り+介入警戒のショートが混ざりやすい高地にもいる。
- トレード戦略のアイデア:
- 教科書的には「153前半買い → 154.1 / 154.6 利確、152.6撤退」のような押し目買いが、トレンド順張り+ATR×2 程度のリスクでバランス良い。
- 155 近辺からの逆張りショートは、ニュースと板の雰囲気をかなり読める人向けのハイリスク戦略。
ざっくりまとめると、
「今は上昇トレンドの8合目〜9合目、押し目はまだ買えるけど、山頂(155付近)では雷雲がゴロゴロしている」
というポジションだと思ってください。
出典リンクリスト(Global)
- Fed FOMC声明(2025/9/17)
https://www.federalreserve.gov/newsevents/pressreleases/monetary20250917a.htm - BoJ 金融政策決定会合声明(2025/10/30)
https://www.boj.or.jp/en/mopo/mpmdeci/mpr_2025/k251030a.pdf - USD/JPY キャリートレード・介入リスク解説
https://deriv.ae/ar/market-news/posts/yen-carry-trade-usd-jpy-forecast-hits-155 - 介入リスクとボラティリティに関する記事
https://www.ainvest.com/news/urgency-usd-jpy-looming-risk-japanese-fx-intervention-2511/ - ニュースセンチメントと市場ダイナミクスの研究
https://www.mdpi.com/article/10.3390/jrfm18080412 - FinSentGPT(金融センチメントLLM)
https://doi.org/10.1016/j.irfa.2024.103291 - Bayesian Neural Networksと不確実性評価
https://doi.org/10.1371/journal.pone.0253217

コメント