本記事は、わたしが自作したMT5のインジケーターとChatGPTを組み合わせた独自のテクニカル+ファンダメンタル分析の結果となります。内容はデイトレ・スイング目線の分析となります。

関口
📢 注意喚起
本ページに掲載している内容は、公開時点のマーケットデータおよび公的発表情報、一般的な分析手法を基にまとめたものであり、特定の銘柄・通貨の売買を推奨するものではありません。
暗号資産(仮想通貨)や外国為替取引は価格変動が非常に大きく、元本割れや想定を超える損失が生じる可能性があります。取引を行う際は、ご自身の判断と責任に基づき、最新の経済指標や政策発表、相場環境をご確認のうえ、十分なリスク管理を行ってください。
特に重要経済イベント(例:米CPI、FOMC、各国中銀の政策決定など)の前後は、市場が急激に変動する可能性が高いため、新規ポジションの建てやレバレッジ取引には十分ご注意ください。
要約(短期/中期方向+確信度)
- 短期(H1ベース): レンジ内の保ち合い。ドンチアン上限 4,154.66 と下限 4,079.71 の中間帯で推移。ADX14=26前後で「方向は弱いが粘っこい」。
TC(テクニカル確信度)=44.43%(下表) - 中期(D1/W1): 上位足は弱強混在だが上向き寄り。W1とD1の整合スコア平均 0.88(MA20>50、MACD>Sig、RSI>50、雲上の一致率)
- 総合CI: 47.29(100点満点、後述式で算出)
ファンダメンタル分析
直近≤48h(ニュース/ボラ) ⇒ Sentiment Factorへのみ反映
- VIXは17台(10/23付近)。ボラは平常〜やや上振れ域で、恐怖の極端な加熱はなし。(出典:Cboe、Yahoo Finance VIX履歴)
- USDは9月ブレイク後の強含み継続を模索。ドル高は金に逆風の定石。(出典:FOREX.com)
48h〜1M(FCへ割当)
- GLD(SPDR Gold Shares)AUM/発行口数:10/22時点のShares Outstanding=367.60M、AUM約$137.7B。需要 proxy として中立〜やや堅調の水準。(出典:State Street/GLD公式)
- COT:10/1から政府機関停止の影響でCFTCのCOT公表は停止中。最新週の正確なポジは欠落、ポジ基調の評価は見送り。(出典:CFTC)
FC(Fundamental Confidence)
- 鮮度(1.0)×重要度(物価/政策0.9相当)×方向一致(USD強含み=金に下押し)×反応強度(VIX成分は0扱い)×ポジ整合(COT空欄のため中立)
➡ FC ≈ 0.48(0〜1)。
総括(ファンダ面)
- ドル強含みの圧力と、GLD規模維持での下支えがせめぎ合い。**「短期はニュースに左右されやすく、中期は中立〜やや弱」**という配合。COTの欠落は不確実性を増加させる(評価保守)。
テクニカル分析(短期/中期)
代表(H1最新)
- 価格 4,118.98 / VWAP(UTC) 4,118.44(僅差で上)
- RSI14 47.70(中立)/ADX14 25.97(境界)/MACDヒスト −1.14(モメンタム弱)
- 雲床 4,072.60(雲上)/ドンチアン 4,154.66 / 4,079.71
- ATR_eff(max(H1,H4)) ≈ 59.37
整合マップ(最終足判定)
- RSI(>50?) ×/MACD(>Sig?) ×/ADX(>25?) ✓/SQZMOM(MACDヒスト代替)負/一目(価格>雲床)✓/Donchian(上下ブレイク?)レンジ
強化版フィルター寄与(定義どおり)
- 上位足整合(D1/W1平均) 0.88 → 加点
- OBV/CMF:短期は乖離縮小で中立
- ATR効率
ATR14/EMA21 ≈ 0.01→ 縮小局面扱い(成行優先度は低) - パターン確証:明確なリバーサル/継続の未確定
- SQZMOMゼロ再クロス:未点灯
- DXY・VIX補正:DXY↑・VIX<25 → 下向き軽微補正(VIX重複は回避)
TC(Technical Confidence)
- 構成(0〜1):上位足整合 0.875/クロス強度 0.667/オシレーター整合 0.000/ボラ順応度 0.433 → 統合0.494
- TCBS=0.10 減衰後 TC=0.444(=44.43%)
確率寄与テーブル(シグモイド換算)
- 押し目買い優勢 49.75%/戻り売り優勢 50.25%(誤差レベルで拮抗)
- 寄与率(%):上位足整合 87.5/クロス 66.7/オシレーター 0.0/統計(Donchian)50.0/ボラ順応 43.3
総括(テク面)
- 上位足は「崩れていない」が、短期はモメンタムが切れてレンジ回帰。
- トレンド拡張は4,154.66超のブレイク確認まで待った方がエッジが立つ。逆に4,079.71割れなら戻り売り優勢がはっきりする。
トレードプラン(Entry/TP/SL/LCZ)
前提
- ATR_eff ≈ 59.37、通常ボラ(VIX<25 & ATR/EMA<1.25)→ SL係数 1.2
- LCZ(VWAP±ATR_eff×0.5): 中心VWAP 4,118.44 / 上帯 4,148.13 / 下帯 4,088.76
① 順張り(ブレイク型)
- Long:
Entry 4,155.00(ドンチアン上抜け確認後)TP 4,215.00(直近レンジ幅≈75×ATR倍率0.8 ≈+60)/SL 4,083.80(ATR×1.2 ≈−71.24) - Short:
Entry 4,079.50(ドンチアン下抜け確認後)TP 4,019.50(−60)/SL 4,150.70(+71.24)
② 押し目買い/戻り売り(LCZ 確率優先型)
- 押し目買い(LCZ下帯反応→反転確定足で)
Entry 4,092.00(下帯反応確認後の高値越え)TP 4,152.00(+60)/SL 4,020.80(−71.24、LCZ直下で+0.1ATR調整可)
押し目優勢確率 49.75% - 戻り売り(LCZ上帯反応→反落確定足で)
Entry 4,144.00TP 4,084.00(−60)/SL 4,215.20(+71.24)
戻り売り優勢確率 50.25%
ルールに従い、「順張り」と「LCZ型」を分離して提示。どちらも実数でEntry/TP/SL/LCZを明記。
リスク・注意点
- イベント寄与A/B/Cの再適用禁止。今回、主要イベント±24hの確証がないためA補正は未適用。
- COTの空白(公表停止)により中期ポジ需給の不確実性が高い(出典:CFTC)。
- VIX二重使用禁止: 本分析はCB層のみでVIXを参照(FCでは0扱い)。
- ATR効率<1.0のため、成行追随は過熱時に不利。LCZでの反応足を優先。
結論
- シナリオ主軸: 4,080–4,155のレンジ攻略待ち。上抜けは上位足整合が味方し伸び余地、下抜けはUSD強含みの基本圧力と整合。
- 執行: ブレイクは**一発でなく“確定足+LCZ回帰”**で押し目を拾うと期待値が上がる。確率差は僅少なので、サイズ管理(ATR×1.2基準)を優先。
出典(ファンダ)
- VIX 現況(10/23時点近傍のスポット/推移): (出典:Cboe、Yahoo Finance)
- USD動向(DXY短期見通し): (出典:FOREX.com)
- GLDファンドデータ(10/22): (出典:State Street/GLD)
- COT公表停止通知: (出典:CFTC)

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