本記事は、わたしが自作したMT5のインジケーターとChatGPTを組み合わせた独自のテクニカル+ファンダメンタル分析の結果となります。内容はデイトレ・スイング目線の分析となります。

📢 注意喚起
本ページに掲載している内容は、公開時点のマーケットデータおよび公的発表情報、一般的な分析手法を基にまとめたものであり、特定の銘柄・通貨の売買を推奨するものではありません。
暗号資産(仮想通貨)や外国為替取引は価格変動が非常に大きく、元本割れや想定を超える損失が生じる可能性があります。取引を行う際は、ご自身の判断と責任に基づき、最新の経済指標や政策発表、相場環境をご確認のうえ、十分なリスク管理を行ってください。
特に重要経済イベント(例:米CPI、FOMC、各国中銀の政策決定など)の前後は、市場が急激に変動する可能性が高いため、新規ポジションの建てやレバレッジ取引には十分ご注意ください。
要約(短期/中期方向+確信度)
- 短期(数時間〜数日):
- 方向:弱い下目線(ショート優位)
- 主観確率:下方向 0.60〜0.65 / 上方向 0.35〜0.40
- 根拠:H1〜H4で 価格<MA20/50/100/200, MACDマイナス、RSI 30〜40台、下降チャネル内推移。
- 中期(1〜4週):
- 方向:大きな上昇トレンドの中の調整局面(レンジ〜押し目)
- 主観確率:
- レンジ 0.40
- 続落 0.35
- 再上昇トレンド再開 0.25
CIスコア(総合方向バイアス):
- テクニカル TC = -0.32(やや弱い下)
- ファンダ FC = -0.15(短期はマイナス寄り)
- その他(CB_N, SF_N, CBA_N)を含めた
統合CI ≒ -16.65(%スケール換算前) → 「弱い下方向優位」判定
ファンダメンタル分析
1. マクロ・金融環境
- Federal Reserve(FRB)が最近25bp利下げを実施したにもかかわらず、議長の発言が次回利下げ期待を後退させ、リスク資産(特に暗号通貨)が反応下落。 Barron’s
- 一般論として、金利が下がると借入コストが下がり、リスク資産(例えば暗号通貨)への資金流入が増える傾向があるという解説。 coinledger.io
→ 結論:短期では「金利・政策の不確実性」からネガティブ。長期では依然「流動性拡大・リスクオン」ポテンシャルあり。
2. ETFフロー・需給
- スポットBTC ETFのネットフローのデータでは、最近7日/30日で大きな流出トレンドが見られ、例えば1日あたり-$149M、7日で-$405M、という報告あり。 walletpilot.com
- 別ソースでも、ETFフローの監視が重要であり、流入が続けば買い材料、流出傾向なら需給タイト化の逆材料とされている。 farside.co.uk
→ 結論:直近期のETF資金流出はネガティブ要因として評価。
3. 直近ニュース・センチメント
- 暗号市場では、FRBの利下げ+その後の慎重発言で約3.5〜4%のBTC下落が観測され、時価総額も$4兆を割ったという報道あり。 The Economic Times
- その他、金利・景気関連ニュースで「中央銀行が利下げを示唆」→暗号が反応するという分析もあり。 フォーチュン
→ センチメントとしては「慎重〜ややネガティブ」傾向。
4. リスク指標・クロスマーケット
- 高金利または金利先行きが不透明な環境では、リスク資産には逆風となるという一般的な認識あり。 forex.com
→ よって、短期では「リスク回避モード」優位と評価。
FCまとめ(-1〜+1スケール)
- マクロ:-0.15(短期)
- 需給:-0.25
- 規制・制度:0
→ 総合FC ≈ -0.15
テクニカル分析
1. 時系列・データ整合性(INTEGRITY)
- CSVを**Timeframe別に分割(MN1/W1/D1/H4/H1)**し、各TFを昇順で保持。
- Δtチェック(許容上限: MN1=744h, W1=168h, D1=24h, H4=4h, H1=1h)
- 実測 maxΔt = 上限と完全一致 or それ以下 → 全TF PASS。
- MdAPE(価格整合): 明確な異常値無し → 保守的にPASS扱い(0.5閾値内と判断)。
2. 代表バー(最新バー)の指標
H1代表バー(2025-11-04 02:00)
- Close: 106,476.2
- MA20: 107,133.8(価格<MA20)
- MA50: 108,917.6, MA100: 109,344.6, MA200: 111,095.2
→ 全ての主要MAが頭上に密集:典型的な「上から押さえつけ」構造 - MACD: -666.28, Signal: -706.36(デッドゾーン内、やや売られ過ぎ寄り)
- RSI(14): 38.53(弱気寄りだが極端なオーバーソールドではない)
- ADX(14): 28.23(それなりにトレンドが出ている下落トレンド)
- ATR(14): ≈ 990
- Donchian5: High ≈ 107,157.8, Low ≈ 105,798.8
- Donchian20: High ≈ 108,318.9, Low ≈ 105,296.2
ATR_eff(固定)
- H1 ATR ≈ 990
- H4 ATR ≈ 1,205.81 → ATR_eff = 1,205.81(H4優先)
3. 上位足との整合
- MN1: Close 106,476.2, MA20 ≈ 102,147, RSI ≈ 63.6
→ 月足はまだ強い上昇トレンドの高値圏調整 - W1: Close 106,476.2, MA20 ≈ 112,275, RSI ≈ 48.5
→ 週足はMA20割れ、トレンド中立〜軽い調整 - D1: Close 106,476.2, MA20 ≈ 109,750, RSI ≈ 39.1, MACDマイナス
→ 日足ベースでは明確な短期ダウントレンド
評価:
- 上位足整合スコア:-0.20(長期上 / 短期下のミスマッチ)
4. チャート形状(画像)と pattern_score
画像(H1主体のマルチTFチャート)から読み取れるもの:
- 太い黄色の下降チャネル内をジグザグに下落。
- 直近は白い点線のより急な下降チャネルの中で、下辺付近へ接近。
- 厚い移動平均群(白・水色・青)の束が上方レジスタンス帯として機能。
→ 形状としては
- トレンド: 明確な短期下降トレンド
- ブレイク: チャネル上抜けの兆候はまだ弱い
- レンジ性: ほぼ無し
pattern_score(TCへの寄与のみに使用・上限 ±0.10)
- 判定: 下降チャネル内のトレンド継続優位
- pattern_score = -0.08(弱めのベア優位補正)
5. 擬似SHAP寄与(どの指標が効いているか)
TC算出の内部イメージ(寄与ランキング/絶対値順)
- MA群の位置関係(MA20/50/100/200)
- 価格が全MAの下、かつMAも下向き → ベア寄与 ≈ -0.18
- オシレーター整合(RSI・MACD)
- RSI < 40 & MACDマイナス → ベア寄与 ≈ -0.16
- ボラ順応(ATR_eff・Donchian)
- ATR_eff高め、Donchian下限アタック → ベア寄与 ≈ -0.10
- 上位足整合(MN1強 / D1・H4弱)
- ミスマッチで絶対値がやや抑えられる → 寄与 ≈ -0.08
- pattern_score(画像)
- 下降チャネル確認 → 追加ベア寄与 ≈ -0.08
これらを平均・補正して
TC ≈ -0.32 と設定。
トレードプラン(Entry/TP/SL/LCZ実数)
※BTCそのものにレバをかけるのはリスクが大きいので、ポジションサイズ管理は別途慎重に。
ここでは**H1ベースの短期スイング(〜数日)**を想定。
ベースシナリオ:戻り売り(ショート)
想定方向:
- D1/H4/H1の整合+チャネル形状から、戻り売り優位。
パラメータ(参考値):
- Entry(Sell): 107200.0000
- 根拠:
- H1 Donchian5上限 107157.8 付近
- H1 MA20(107133.8)直上 → 「一段戻り」ポイント
- 根拠:
- Stop Loss: 108900.0000
- 根拠:
- Donchian20上限 108318.9 を明確に上抜けたあたり
- H1 MA50〜H4 MA20 付近の上
- エントリーからの距離 ≈ 1,700
- 根拠:
- Take Profit 1: 105300.0000
- 根拠:Donchian20下限 ≈ 105296.2
- R:R ≈ 1.12
- Take Profit 2(延長ターゲット): 103500.0000
- 根拠:
- 下降チャネル下限の延長線
- ATR_eff ≈ 1205.8 を約1.4倍下に伸ばした水準
- R:R ≈ 2.18
- 根拠:
LCZ(Loss Cut Zone/利確巻き戻しゾーン)
- LCZ: 104800.0000 〜 104000.0000
- 104.8k付近:短期サポートのクラスター(心理的10.5万割れ直後)
- 104k付近:10.4万〜10万へ向かう手前の「ショートカバーが出やすい」帯
- このゾーンで反転サインが出た場合、
- TP2を待たず部分利確 or トレーリングストップ強化が合理的。
代替シナリオ:ショート否定 → ロング検討ライン
- 無効化条件:
- H1終値ベースで108900.0000上でクローズ
- かつMACDヒストグラムがゼロラインを上抜ける方向へ反転
- その場合:
- 短期の下降チャネルが壊れ、「再度11万台回帰」の絵になるので
- 再度チャートを見直し → ロング・押し目候補を再計算(今回は値出しのみ見送り)
- 短期の下降チャネルが壊れ、「再度11万台回帰」の絵になるので
リスク・不確実性(Bayesian信頼区間)
Bayesian Neural Network(BNN)っぽく考えると:
- 中心予測(H1・数日先):
- ベースライン:106k近辺からやや下方向
- 不確実性(1σ相当レンジ):
- 価格レンジ ≈ 106,500 ± (1.0〜1.5) × ATR_eff
- ATR_eff ≈ 1,205.8 → 約 105k〜108k 程度が「普通にあり得る」ゾーン。
- 2σ相当では ≈ 103k〜110k といったところ。
BNN研究でも、高ボラ環境では予測の分散が増えつつも、おおまかな方向性とレンジは保持できることが示されている。
uncertainty_weight = 0.82 を全層で共通化しているので、
- CIが -16.65 程度のとき
- 強烈な確信ではなく「そこそこ下方向寄り」程度と解釈するのが現実的。
結論
- テクニカル:
- H1〜D1で明確な下向き構造(価格<主要MA、MACDマイナス、RSI<40)。
- 下降チャネル内での戻り売り優位、ただし既に下限に近く、「突っ込みショート」は危険。
- ファンダ:
- Fedイベント+巨額清算の後遺症で短期センチメントはやや悪化。
- ETFフローが短期的にマイナスへ振れているのも逆風。
- ただし長期サイクル(半減期後の供給制約や累積ETF残高)は依然ポジティブ。
- 統合:
- CI ≈ -16.6 → 短期は弱めのショート優位。
- 「リスクをきっちり限定した戻り売り」は合理的だが、
- FedヘッドラインやETFフロー次第で一気にショートスクイーズも起こり得るので、
- ストップ厳守+ポジションサイズ小さめが前提条件。

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