BTCUSDテクニカル&ファンダ分析|10万ドル攻防の戻り売り戦略【2025年11月8日】

btcusd分析_20251108 AI分析

本記事は、わたしが自作したMT5のインジケーターとChatGPTを組み合わせた独自のテクニカル+ファンダメンタル分析の結果となります。内容はデイトレ・スイング目線の分析となります。

関口
関口

📢 注意喚起

本ページに掲載している内容は、公開時点のマーケットデータおよび公的発表情報、一般的な分析手法を基にまとめたものであり、特定の銘柄・通貨の売買を推奨するものではありません。

暗号資産(仮想通貨)や外国為替取引は価格変動が非常に大きく、元本割れや想定を超える損失が生じる可能性があります。取引を行う際は、ご自身の判断と責任に基づき、最新の経済指標や政策発表、相場環境をご確認のうえ、十分なリスク管理を行ってください。

特に重要経済イベント(例:米CPI、FOMC、各国中銀の政策決定など)の前後は、市場が急激に変動する可能性が高いため、新規ポジションの建てやレバレッジ取引には十分ご注意ください。

要約(短期/中期方向+確信度)

  • 短期(〜数日)
    • シナリオ優位:戻り売り優勢の下向き〜横ばい
    • 想定レンジ:99,000〜105,000 USD
    • テクニカルは「日足下落トレンドの中のH1リバウンド」。
  • 中期(〜数週間)
    • シナリオ:高ボラの中で10万ドル前後の底固め → 再上昇トライの余地あり
    • ただしETFフローとマクロ環境が不安定で、急落再開リスクも残る。
  • 総合CI(確信度指数)
    • BTC専用式で算出:CI ≒ 37 / 100(やや弱気寄り・確信は中の下)
  • 方向確率(主観ベイズ)
    • 1–3日:下落・レンジ継続 58% / 上昇ブレイク 42%
    • 本推定の再現確率 F ≒ 0.68(誤差率 ε ≒ 0.32)

ファンダメンタル分析(FC層)

マクロ・金融政策(policy)

評価(policy→CB_N):0.55
「やや緩和寄りだが、積極的リスクオンにはなり切れていない」レベル。


ビットコイン固有要因(macro & adoption)

評価(macro/adoption):0.55
長期ストーリーは依然強気だが、「急落後の高値圏調整」に入っており、今は長期強気・短期調整局面と見るのが妥当。


ETFフロー・需給(ETF flow & liquidity)

評価(SF_N:sentiment & flow):0.48
フローは**「まだ弱いが、売り一巡→底打ち気配」**という段階。完全に強気に切り替わったとは言えない。


広義のリスク環境・クロスアセット(risk & cross-asset)

評価(CBA_N:cross-asset & positioning):0.40

  • リスクオフ・マクロ不安・高機関比率による**「下も上も振れやすい状態」**。ややネガティブに寄せています。

総括(Fundamentals)

  • FC(ファンダメンタルスコア)≒0.52(やや中立〜弱気)
  • ETFフロー転換や機関投資家の存在は「底固め材料」だが、
    • マクロ不透明(米政府シャットダウン・追加利下げ不確実)
    • 2025年上昇分をほぼ失うレベルのドローダウン
      を考えると、**短期はまだ「キャピタル・フライト後の荒野」**という評価。
  • よって、中期ホルダーには押し目候補ゾーンだが、短期トレーダー視点では戻り売りベースが合理的

テクニカル分析(TC層)

マルチタイムフレーム構造

データはすべてBTCUSD#のCSV(MN1/W1/D1/H4/H1)から算出。

  • H1(代表足・直近終値 ≒ 103,607)
    • MA8/20/50/100 < 現値 < MA200
      → 短期は上向きだが、中長期移動平均との乖離はまだ限定的。
    • RSI ≒ 64(軽い買われ気味)、MACD > 0 かつシグナル上
      → 短期モメンタムは強いリバウンド局面。
    • ADX ≒ 37 → トレンド強度はやや強め。
  • H4 / D1
    • どちらもMA50・MA100を下抜けた状態での戻り局面
    • H4・D1ともMACDはマイナス圏、RSIは40〜50台前半。
      → 日足レベルでは依然「下落トレンド中の戻し」。
  • W1 / MN1
    • 月足ではMA50(約82,600)よりかなり上にあり、長期上昇トレンドは継続。
    • RSIも60台で過熱ではない。
      → 長期構造は強気のまま、高値調整に入ったフェーズ。

マルチTFの整合:

  • 長期:強気
  • 中期(日足):下落トレンド
  • 短期(H1):下落トレンド内のリバウンド

⇒ **「上位足は下、最上位は上」というズレ構造 → 短期は戻り売り優位」の典型。


ボラティリティ・レンジ(ATR/Donchian)

  • H1 ATR ≒ 926ドル
  • H4 ATR ≒ 1,598ドル
  • ATR_eff = max(H1, H4) ≒ 1,600ドル(約1.5%)

Donchian チャネル(H1)

  • 5本上限:104,072
  • 5本下限:102,470
  • 20本下限:99,246

→ 短期レジスタンス:104k台
→ 直近サポート:102.5k、大きめのサポート:99k付近


インジケータ整合(MA / RSI / MACD / ADX / オシレーター)

  • トレンド指標(MA, ADX)
    • H1:MA群より上で、ADX高め → 短期上昇トレンド
    • H4/D1:価格 < MA50/100、MACDマイナス → 中期下落優位
  • モメンタム(RSI, MACD, SQZMOM)
    • H1のRSI>60, MACDプラス、SQZMOMプラス → 反発はまだ勢いあり。
    • ただしH4/D1ではMACDが深くマイナスで「ダウントレンドの戻り」と解釈する方が自然。
  • 出来高・OBV
    • H1最新足の出来高は18と極端に小さい(時間帯要因)。
    • 全体としては、急落局面での出来高増→もみ合いで減少という典型的な「売りクライマックス後の調整」パターン。

チャート形状・パターン(画像ベース)

アップロードされたチャート(黄色の下降チャネル+白点線の内部チャネル+紫のボックス)を視覚解析:

  • 明確な中期の下降チャネル(太い黄色ライン)内で推移。
  • 直近はチャネル下限〜内部白点線チャネル下辺でダブルボトム気味の反発
  • しかし、上には
    • 赤い長期トレンドライン
    • 複数の長期MA
    • 上位ボックスレンジ
      が折り重なっており、上方向はかなり重いレジスタンス帯

pattern_score(画像寄与)

  • トレンド:強い下落チャネル → -0.07
  • 直近:チャネル下限からの反発 → +0.04

⇒ 合成 pattern_score ≒ -0.03(わずかに下方向優位)


総括(Technicals)

  • TC(テクニカルスコア)≒ 0.40(弱気寄り)
    • 日足レベルでの下降トレンドがまだ優勢
    • H1の反発は「チャネル下限からの自律反発」と解釈する方が素直。
  • 価格帯構造としては
    • 104k〜106k:戻り売りゾーン(重いレジスタンスと上位MA集合)
    • 99k〜100k:ショートカバー+現物買いが入りやすいLCZ(流動性クラスター)
  • 結論として、
    • 短期トレード:戻り売り優位
    • 中長期:10万ドル近辺はスケールアウト買い下がり候補

トレードプラン(Entry/TP/SL/LCZ実数)

※XM Kiwami口座でのBTCUSD想定。1H〜H4スイング、ATR_eff≒1,600を基準。
※ロットは口座残高・許容ドローダウンに合わせて調整。

プランA:戻り売りメインシナリオ(優先)

  • 方向:ショート(戻り売り)
  • エントリー(Entry)
    • 103,900 〜 104,100
    • 理由:H1 Donchian上限(104,072)と直近スイング高を重ねたゾーン。
  • 損切り(SL)
    • 105,200
    • 理由:H4ベースで見た直近レジスタンスを明確に上抜ける水準、ATR_eff×約0.8上。
  • 利確(TP)
    • TP1:101,000
    • TP2: 99,300(20本Donchian下限付近)
  • リスクリワード(エントリー=103,900想定)
    • リスク:約1,300ドル
    • リワード1:約2,900ドル(RR ≒ 1:2.2)
    • リワード2:約4,600ドル(RR ≒ 1:3.5)
  • LCZ(Liquidity Cluster Zone)
    • 上側:104,000〜105,000(ショートの損切り・ブレイクアウト買いが集中しやすい)
    • 下側:99,000〜100,000(ロング勢の指値+ショート利確が重なるゾーン)

プランB:押し目買いカウンター(サブ)

  • 方向:ロング(短期カウンター)
  • 条件
    • 102,500〜102,000のサポートで
      • H1 RSIが再度50前後から反発
      • かつH1で高値・安値切り上げが確認できること。
  • エントリー:102,600
  • 損切り(SL):101,000(プランAのTP1に合わせる)
  • 利確(TP):104,800(105k手前の売り板帯)
  • RR:リスク1,600 / リワード2,200 → RR ≒ 1:1.37

このプランBは「ショートの利確をうまく拾う」イメージで、
プランAで十分利益が出ている場合の増し玉・ドテン用サブ戦略とするのが安全。


リスク・不確実性(Bayesian信頼区間)

ベイズNNベースの価格予測研究では、ボラティリティ急騰局面では予測の不確実性が大きくなる一方、区間予測(レンジ)としては有用であることが示されています。

本分析では、直近のATR・ETFフロー・日足トレンドを入力とした「簡易ベイズモデル」を想定し、以下のように解釈。

  • 1日先・価格レンジ(信頼水準 ≒ 68%)
    • 中心:103,500
    • レンジ:±3,000 → 100,500〜106,500
  • 方向性の信頼区間
    • 下落/レンジ優位確率:58%(CIおおよそ±15ポイント)
    • 上昇ブレイク(106k超定着)確率:42%

主要な不確実性要因

  1. 週末のニュースフロー(規制・ETF・マクロ)によるギャップリスク
  2. 政府シャットダウン問題など、米政治イベントの長期化 (metalpay.com)
  3. レバレッジポジションの偏り(デリバティブデータ未参照のため)
  4. 高い機関比率ゆえの「一方向アンワインド」(ロングの一斉解消)リスク (etfexpress.com)

結論

  • 短期戦略
    • テクニカル・フロー・マクロを統合すると、**「中期下落トレンドの中でのリバウンド」**という位置付けが最もしっくり来ます。
    • よって、104k近辺の戻り売り(プランA)がメインシナリオ
  • 中期視点
    • 10万ドル近辺は長期強気派にとっては魅力的な押し目ゾーンである一方、
      「レバレッジ崩壊の後始末」がまだ完全には終わっていない。(The Times of India)
    • 現物積立や長期ポジションは時間分散・段階的エントリーが合理的。
  • F・εの整理
    • 本分析の再現確率 F ≒ 0.68(ヒストリカルなパターン+現在のニュース環境ベース)
    • 誤差率 ε ≒ 0.32 → 「当たる方が多いが、外れる前提でリスク管理する」レベル

結局、優位性は「方向」ではなく「リスク・報酬比」にあるので、ポジションサイズ・損切り・分割利確を機械的に運用しつつ、次のニュースと値動きで必ず再検証することが前提になります。

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